「捨てたら、今までがムダになる気がして、手が止まる」
今日も、相談に答えていくね。
〈相談〉Mさん・54歳
身の回りも、頭の中も、スッキリさせたいんです。
片付ければいいのは、わかってる。
でも、いざ捨てようとすると——
「これに使ったお金や時間、ぜんぶムダだったの?」
そんな後悔がこみ上げてきて、つらくて、手が止まるんです。
Mさん。
その手が止まるの、わかるよ。
捨てられないのはね、だらしないからじゃない。
あなたが、過去をちゃんと大切にしてる人だからなんよ。
「ムダ」って、誰が決めたの?
ちょっと聞かせてね。
そのお金や時間が「ムダ」だって——
いったい、誰が決めたんだろう?
買った瞬間、あなたは満たされてたはず。
学んだとき、あなたは前に進もうとしてた。
その時間は、ちゃんと生きてる。
過去は、消えてなくならないんよ。
捨てても、なくならない。
だって、あなたの中に、もう残ってるから。
物が握らせてるのは、「不安」かもしれない
手放せないとき、握りしめてるのは物じゃないことが多いの。
「これを手放したら、私には何も残らない」
そういう不安を、握ってる。
でもね。
手の中がいっぱいのままじゃ、新しいものは入ってこない。
人間関係も、仕事も、想いも、同じ。
スペースを空けるって、次を迎える準備なんよ。
今日の一歩
捨てるかどうかは、いったん横に置いていい。
その代わり、一つだけ手に取って、聞いてみて。
「これは、これからの私が大切にしたいもの?」
イエスなら、堂々と残す。
ノーなら、「ありがとう」と言って、そっと手放す。
判断の基準は、過去じゃない。
これから何を大切にしたいか——あなたの価値観。
そこさえ決まれば、物も、時間も、迷わず選べるようになる。
後悔で手が止まってたあなたが、
「私はこれを大切にする」って、選べる人になる。
それだけのことなんよ。
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