「子どもが巣立った途端、自分が空っぽだと気づいた」
今日も、ひとつの相談に答えるね。
〈相談〉Mさん・52歳
春に、下の子が就職して家を出ました。
ずっと「子どもが巣立ったら自分の時間ができる」と思ってたのに。
いざその日が来たら、うれしいより先に、ぽっかり穴が空いたみたいで。
朝起きても、何をしていいかわからない。
私、子育て以外に何もなかったんだなって。
自分が空っぽに思えて、こわいんです。
Mさん。
その「ぽっかり」、ちゃんと感じられてるあなたは、えらいよ。
たいていの人は、そこにフタをして、また忙しさでごまかしちゃうから。
空っぽなんじゃない。手が空いただけ
まず、これだけは言わせてね。
あなたは、空っぽなんかじゃない。
ずっと、子どもという「北極星」に向かって、全力で進んできた。
その羅針盤が、いま、役目を終えただけ。
船が止まったわけじゃないの。
次の行き先を、まだ決めてないだけなんよ。
「何もなかった」は、思い込み
「子育て以外に何もなかった」
——本当に、そう?
20年以上、家族の体調を気づかい、
予定を回し、誰かの気持ちを察してきた。
それ、立派な「価値観」と「強み」なんよ。
当たり前にできすぎて、自分では気づいていないだけ。
価値観ってね、
やり続けても全然苦にならず、自然にできてしまうことの中に隠れてる。
あなたが20年、苦もなく続けてきたこと。
そこに、あなたの本当の価値観が眠ってる。
今日の一歩
紙とペンを用意して、書き出してみて。
・子育ての中で「これは好きだった」と思える瞬間
・逆に「これだけは譲れなかった」こと
たとえば「子どもの話をただ聞く時間が好きだった」なら——
あなたは“人の心に寄り添うこと”を大切にしてるのかもしれない。
それは、子育てが終わっても消えない、あなたの軸。
形を変えて、これからの人生でも満たしていけるものなの。
残りの人生は、余生じゃない
「もう52歳だし」
そう思ってない?
でもね、ここからが本番。
誰かのためじゃなく、はじめて「自分のために」生きられる時間だよ。
ぽっかり空いたその穴は、
新しい自分を入れるための、スペースなんよ。
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「私が本当に大切にしていることって、なんだろう?」
その問いに、一緒に向き合います。
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