娘の結婚式のスピーチを頼まれて、自分の話が何も出てこなかった
「娘のことなら何でも話せるのに、お母さん自身のことを教えてって言われたら、何も出てこなかった」
先日、そんな話を聞いた。
娘さんの結婚式が近づいて、「お母さんがどんな人か、みんなに紹介してほしい」とスピーチを頼まれたそう。
でも、何を書こうとしても、手が止まった。
娘の幼いころの話なら出てくる。
家族の思い出なら語れる。
でも「私がどう生きてきたか」という話が、するりと出てこない。
「特別な経験もないし、波乱万丈でもないから」
そう言って笑っていたけれど、私はそうは思わなかった。
その人の人生が空っぽだったわけじゃない。
子どもを育てながら、仕事もして、家族を支えてきた。
たくさんの場面で、選んで、乗り越えて、諦めて、またやり直してきた。
なのに、「私はこう生きてきました」という話が出てこない。
それは、経験がないからじゃないんよ。
自分が何を大切にして選んできたのかを、言葉にしてこなかったから。
たとえば「家族のために生きてきた」と言えたとしても、それだと誰の話にでもなる。
大切なのは、あなたは家族のどんな場面に、いちばん価値を感じてきたか、というところ。
「娘の話を、何時間でも聞き続けてきた」のか。
「誰も気づかないところを、ひとりで整え続けてきた」のか。
「家族が笑っている瞬間のために、先回りして段取りを重ねてきた」のか。
そのプロセスを言葉にしたとき、初めて「私の物語」になる。
価値観が言語化されると、過去の全ての選択が「私らしい積み重ね」として見えてくるんよね。
劇的なエピソードなんて、いらない。
あなたは今、自分の人生を語れる?
「私はこんなことを大切にして、こう生きてきた」と、自分の言葉で話せる?
もし手が止まるとしたら、それは経験が足りないんじゃなくて、まだ言語化できていないだけ。
〜魂の声を聴き、使命を生きる〜自己統合コーチング、受付中です。
「自分が本当に大切にしていることって、なんだろう?」
その問いに、一緒に向き合います。
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