「夫の転勤についていくだけで、私には何も積み上がってない」
今日も、相談に答えていくね。
〈相談〉Kさん・56歳
夫の転勤で、これまで7回引っ越しました。
そのたびに仕事を辞めて、友達と離れて、また一から。
同世代の友人はキャリアも人脈も積み上げているのに、
私の履歴書には、細切れのパートしか残っていません。
私の30年って、何だったんでしょうか。
Kさん。
7回。
荷物を詰めて、ほどいて、挨拶して、別れて。
それを7回やってきたんだね。
「積み上げ」の物差しは、ひとつじゃない
「何も積み上がってない」って言うけどね。
それ、キャリアとか肩書きとか、目に見えるものだけを測る物差しで見てない?
物差しが一種類しかないと、そこに乗らないものは全部「ゼロ」に見える。
でも、ゼロなわけがないんよ。
7つの土地で、あなたは暮らしを立ち上げてきた。
知らない街で病院を探し、ご近所さんと関係を作り、家族の日常を守ってきた。
それ、誰にでもできることだと思う?
「根無し草」だと思っていた人の話
転勤族の妻として生きてきた、50代の方がいてね。
「私はどこにも根を張れない」って、ずっと感じてこられた。
その方が価値観を言語化したら、出てきたのは「新しい出会いを楽しむこと」。
その瞬間、過去の見え方が変わったの。
引っ越しは全部、「可能性の扉」だったんだって。
彼女の言葉が忘れられない。
「私は根無し草じゃなくて、どこでも咲ける花でした」
同じ30年でも、どの価値観から見るかで、まったく違う物語になる。
他人の物差しを返して、自分の物差しで測り直す。
自分軸って、そこから始まるんよ。
今日の一歩
これまで住んだ土地の名前を、順番に書き出してみて。
そして、その土地ごとに、出会った人の顔をひとり思い出すの。
書き終わったら、眺めてみて。
それがあなたの積み上げてきたもの。
履歴書には載らないだけで、ちゃんとある。
あなたは、どこでも咲ける人なんよ。
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その問いに、一緒に向き合います。
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